マンションを売却する時の価格の注意点!3つの売却額を考慮する。

これからマンションを売却するとき、つい勘違いしそうな不動産会社が提示した査定価格。

 

こちらは、査定額=売却価格ではありません。

 

マンションを売るなら少しでもお金になればいい・・・、そう考えるのは自然なことですよね。そのためにも不動産一括査定で複数の不動産会社を比較しながら検討する方も多いでしょう。ただ、知識がないまま売り出してしまうと失敗することもあります。

 

そこで、マンション売却の予備知識として知っておきたいことが「査定額=売却価格」ではないということです。

 

査定額が各社から提示されると、その額に一喜一憂してしまうことでしょう。しかし、査定額が提示されたからといって、必ずその価格で売却依頼をしなければならないことではありません。

 

ただ、不動産会社が提示する査定額は、過去の売買の実例をもとに出た額ですから、「売却する」という前提ではかなり精度が高いと言えます。

 

最終的には売主が売りたいと希望する価格が「売却価格」として設定されることになりますが、不動産会社が過去の取引事例をもとに「ベース」となる価格を出してきます。

 

そして、数々の条件等をもとに最終的な価格が決められることになります。

 

 

同じマンションでも査定が違う訳

 

過去の成約事例をもとに査定する場合、同じマンションが売り出されていた場合にはかなり参考になります。

 

その価格から単価を割りだし、そして売却するマンションの面積をかければいいのでは・・・?と思いがちですが、実は細かい条件が反映されて査定価格は異なります。

 

マンションの向き

 

マンションの部屋の向きによって価格は大きく変わります。一般的には南向きが最も高評価される向きです。南向きであれば、冬場でも採光により暖かな部屋となります。

 

そして、東向き、西向き、北向きという順に価格が高く設定されます。

 

中でも北向きというのは、薄暗い印象なので人気がなく価格は安くなってしまいます。

 

 

マンションの階数

 

一戸建てではなくマンションに住みたいという方の多くは、「窓からの景色」に期待するのではないでしょうか。

 

高層階であれば遮るものがない素晴らしい景色が魅力となります。

 

ただ、素晴らしい景色が売りのマンションであっても、低層階の場合には景色はそれほど期待できないことが多いものですよね。

 

また、高層階は眺望に優れているというメリットのほか、日当たりがよく明るいという特徴もあります。

 

このことから、高層階は低層階よりも価格が高めに設定される要因を持っていることになります。

 

 

査定額をベースに売却価格を決めるのは自分・・ただし3つの額を考慮する

 

さきほどもお話ししましたが、査定額はあくまでもベースとなる価格であって、売却価格を決めるのは自分です。

 

売り出す時の事情というものが個人によって違うので価格への考え方もそれぞれ変わってきます。

 

自分が売り出す背景を考えながら売却価格を設定していきますが、次の3つの額を考慮してみてください。

 

この額で売りたい!という理想的な「売りたい価格」

 

不動産の売却というものには大きなお金が動きます。できるだけ高く売りたいと願う理想の売却価格があるものですよね。一般的にはこの「売りたい価格」という価格が、高めになります。

 

 

この額なら買い手がつくだろうという「売れる価格」

 

不動産会社が提示する査定額は、過去の取引事例をもとに考えられています。不動産会社のプロとしての意見が詰まっている価格です。おそらく、この額ならば売れるという価格ですから、自分が理想とする売りたい価格よりも低めであることが通常です。

 

 

これだったら売ってもいいというボーダーラインの「売ることができる価格」

 

マンションの売却は「買い手」がいなければ成立しないものです。

 

そのため「いつ売れるか」という時期については、実際に売り出してみないと誰も分かりません。

 

売れない期間が長くなると、値下げをしてくこともあります。また、購入希望者が「安くしてほしい」と申し出てくることもあります。

 

そんな時、買い手を逃がさないためにも「ここまでなら価格を下げることができる」というボーダーラインの価格を考えておくことをお勧めします。

 

住宅ローンの残債を抱えている人も、このボーダーラインの額を計算しておけば、価格交渉にも応じやすくなりますよね。

 

 

 

例えば、次のように価格設定をしたとしましょう。

 

1.売りたい価格=3000万円
2.売れる価格=2600万円
3.売ることができる価格=2400万円

 

 

このように、価格設定をする時には、「1.売りたい価格」が最も高く、「3.売ることができる価格」は最も低い額になるはずです。

 

ただ、すぐにでも売りたいという事情がある場合には、理想価格を設定して購入希望者の動向を見ている時間はないでしょう。

 

この場合には、理想価格を重視するよりも、「3.売ることができる価格」で安めに売りだす方が得策です。

 

しかし、一度安い価格で売り出してしまえば、もとの高い価格に戻すことはできません。初めから安く設定すると「もっと高く売れたかも」という後悔も実は生まれるものです。

 

様子を見ながら売り出したいという時間的余裕がある方は、「1.売りたい価格」の理想価格から始めていくようにした方がいいかもしれませんね。

 

このように、マンションを売るときのの価格設定をする時には、この3つの額についてあらかじめ考えておくことが大事です。

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